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文献詳細

雑誌文献

臨床検査41巻12号

1997年11月発行

文献概要

研究

著明な血小板減少を契機に原虫の確認に至った輸入マラリアの一例

著者: 浦上晴美1 小野益伸1 高橋雅志1 藤村紫2 磯谷治彦12

所属機関: 1市立枚方市民病院中央検査科 2市立枚方市民病院内科

ページ範囲:P.1689 - P.1693

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 インド旅行後に著明な血小板減少を伴い発症した三日熱マラリアの一例を経験した.血小板減少の精査により血液塗抹標本を観察中に原虫を検出し,原虫種の確定も含め,早期の診断に至った.同時に検討したアクリジンオレンジ染色は少数の原虫でも検出可能であるが,日常検査ではギムザ染色による原虫種の確定が必要である.当院の総合血液学検査装置(Bayer H*1)のサイトグラムからも異常が出現したため,マラリアの診断のスクリーニングに有用であった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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