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文献詳細

雑誌文献

臨床検査41巻12号

1997年11月発行

文献概要

研究

急性虫垂炎の診断における血液検査と腹部超音波検査の意義

著者: 前川芳明1 黒済和代1 岡山幸成1 山中亨1 松尾収二1

所属機関: 1天理よろづ相談所病院臨床病理部

ページ範囲:P.1699 - P.1702

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 急性虫垂炎において,発症から96時間までは重症になるに従いCRPは高値となったが,96時間を超えると重症例においてもCRPが低下する傾向がみられた.これは抗生剤の投与が原因と考えられた.エコー検査において虫垂壁肥厚描出像は軽症例や中等症例においては高率に描出できたが重症例では低頻度であった.ただし,重症例においては重症な急性腹症の所見である膿瘍形成や腹水貯留像が描出された.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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