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シリーズ最新医学講座―遺伝子診断 Technology編
NASBA法
著者: 川口竜二1 小林優1
所属機関: 1(株)エスアールエル遺伝子・染色体解析センター研究開発課
ページ範囲:P.1798 - P.1801
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nucleic acid sequence-based amplification(NASBA)法は,主にRNA断片をin vitroで増幅する方法である.NASBAはもともと,Cangene社で開発されたRNA増幅法をベースにして,OlganonTeknika社が商品化した技術である1),self-sustained sequence replication(3SR)法とも呼ばれ,Baxter社で開発された経緯もある.ここではNASBA法の特徴,原理およびその応用について述べる.なお,NASBAとは別に,3SRをベースに商品化された技術にTranscription-mediated amplification(TMA)法(GenProbe/中外製薬)があるが,その基本原理はNASBAと同じである.
nucleic acid sequence-based amplification(NASBA)法は,主にRNA断片をin vitroで増幅する方法である.NASBAはもともと,Cangene社で開発されたRNA増幅法をベースにして,OlganonTeknika社が商品化した技術である1),self-sustained sequence replication(3SR)法とも呼ばれ,Baxter社で開発された経緯もある.ここではNASBA法の特徴,原理およびその応用について述べる.なお,NASBAとは別に,3SRをベースに商品化された技術にTranscription-mediated amplification(TMA)法(GenProbe/中外製薬)があるが,その基本原理はNASBAと同じである.
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