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文献詳細

雑誌文献

臨床検査41巻13号

1997年12月発行

文献概要

資料

―濃度ディスクによるペニシリン耐性肺炎球菌のスクリーニンク法

著者: 森伴雄1 小栗豊子2 岡田淳3 設楽政次4 郡美夫5 高橋綾子6 熊坂一成7 矢越美智子8 猪狩淳9

所属機関: 1三井記念病院中央検査部 2順天堂大学医学部附属病院臨床検査部 3NTT関東逓信病院臨床検査科 4立正佼成会附属佼成病院臨床検査科 5千葉市立病院臨床検査科 6群馬大学医学部附属病院中央検査部 7日本大学医学部臨床病理学教室 8日本大学医学部附属板橋病院臨床検査部 9順天堂大学医学部臨床病理学教室

ページ範囲:P.1817 - P.1822

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 さまざまな臨床材料から分離されたS.pneumoniae 222株を対象として,試作ディスクによるペニシリン耐性肺炎球菌(PRSP)のスクリーニング法を検討した.その結果,試作したディスクのうち,ペニシリンディスク(1単位および2単位)はオキサシリンディスクよりもペニシリンGの最小発育阻止濃度と高い相関を示し,また,PRSPど検出のための感度,特異度,偽感性および偽耐性の出現率についても良好な成績であった.以上の検討結果および薬剤安定性の観点から,昭和ディスク法においてPRSPのスクリーニングを行う場合,2単位のペニシリンディスクが有用であることが示唆された.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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