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文献詳細

雑誌文献

臨床検査41巻2号

1997年02月発行

文献概要

今月の主題 Helicobacter pylori 総説

Helicobacter pylori感染の疫学

著者: 片桐雅樹1 加藤元嗣1 工藤俊彦1 小松嘉人1 佐藤富士夫1 助川真1 加賀谷英俊1 西川恵子1 工藤峰生1 穂刈格1 大饗由之1 武田宏司1 浅香正博1

所属機関: 1北海道大学医学部第3内科

ページ範囲:P.127 - P.135

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 H.pylori感染の状況の検討が主にELISA法による抗H.pylori IgG抗体の測定により行われ,感染率が比較されている.感染経路は,大部分が糞口感染と経口感染と考えられ,感染率にはその地域の社会経済状況,生活習慣,環境因子などが影響している.発展途上国のH.pyloriの感染率は先進国に比較して,幼少期の高い感染率を反映して全体に高くなっており,わが国は発展途上国と先進国の双方の特徴を持っている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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