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文献詳細

雑誌文献

臨床検査41巻2号

1997年02月発行

文献概要

今月の主題 Helicobacter pylori 技術解説

Helicobacter pyloriの血清診断法

著者: 後藤智彦1 齊藤大三2 福田能啓3

所属機関: 1国立がんセンター中央病院臨床検査部 2国立がんセンター中央病院臨床検査部細菌免疫検査室 3兵庫医科大学第4内科

ページ範囲:P.171 - P.174

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 H.pylori感染の血清診断法は,患者に負担を与えない(非侵襲的)で,内視鏡検査や培養検査の設備を有さない施設でも容易に行える検査法である.また,mass surveryに適しており,スクリーニングや疫学的研究に用いられる.しかし,除菌成功後の血清抗体価の低下は遅延するため,除菌の判定には有用ではなく,その後のモニタリングには除菌後6か月以上の長期観察が必要である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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