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今月の主題 Helicobacter pylori 技術解説
Helicobacter pyloriの呼気テスト
著者: 鈴木雅之1
所属機関: 1東京都立広尾病院内科
ページ範囲:P.175 - P.178
文献購入ページに移動 呼気テストとは安定あるいは放射性同位元素である炭素で標識した化合物を生体に投与して,呼気中に排出される標識二酸化炭素量を測定することにより,消化,吸収,代謝異常を検査する方法である.H.pyloriの検出に用いられる呼気テストとは大量のウレアーゼ活性をH.pyloriが有する点を利用した検査で,一般に13Cラベル尿素を服用させ,胃内で分解後呼気へ排出される13CO2を測定する検査である.胃内に不均一に分布しているH.pyloriが検出可能であり,非侵襲的検査として有望視されている.
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