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文献概要
今月の主題 Helicobacter pylori 話題
日本消化器病学会Helicobacter pylori治験ガイドライン
著者: 藤岡利生1
所属機関: 1大分医科大学第二内科
ページ範囲:P.182 - P.184
文献購入ページに移動1.はじめに
Helicobacter pylori(H.pylori)の発見以来,すでに13年が経過した現在,本菌のヒトの胃粘膜に対する病原性はほぼ合意に達し,全世界でH.pyloriに対する除菌治療が注目され始めている.わが国においても,多くの臨床医が本菌に対する除菌治療に興味を抱いているが,診断のための検査や除菌治療に用いる薬剤は現行の健康保険では適用が未承認であり,臨床の現場では混乱が起こっている.本稿では,1995年5月に日本消化器病学会により発刊されたH.pylori治験ガイドラインについてその概要を述べる.
Helicobacter pylori(H.pylori)の発見以来,すでに13年が経過した現在,本菌のヒトの胃粘膜に対する病原性はほぼ合意に達し,全世界でH.pyloriに対する除菌治療が注目され始めている.わが国においても,多くの臨床医が本菌に対する除菌治療に興味を抱いているが,診断のための検査や除菌治療に用いる薬剤は現行の健康保険では適用が未承認であり,臨床の現場では混乱が起こっている.本稿では,1995年5月に日本消化器病学会により発刊されたH.pylori治験ガイドラインについてその概要を述べる.
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