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文献詳細

雑誌文献

臨床検査41巻2号

1997年02月発行

文献概要

シリーズ最新医学講座―遺伝子診断 Technology編

蛍光イメージアナライザー

著者: 丹羽正弘1 S.P.YU1 山口宏一1

所属機関: 1(株)ビー・エム・エル研究開発三部内分泌疾患研究課

ページ範囲:P.189 - P.192

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はじめに
 ポリアクリルアミドゲル(PAG)電気泳動法やアガロースゲル電気泳動法で遺伝子検査を実施する場合,得られた画像を写真などに記録することがある.蛍光イメージアナライザーとは,蛍光色素で染色もしくは標識されているDNA分子の電気泳動像などを2次元の画像として記録,解析する装置である.
 蛍光イメージアナライザーを利用した分析方法として,蛍光PCR-RFLP1),蛍光PCR-SSCP2,3,多色蛍光PCR-SSCP4)★や蛍光式のDNAオートシークエンス法が知られている.イメージアナライザーには,コンピュータが付属しており,データが蓄積,記録,保存できるため多数の検体を処理するのに適している.また,アイソトープを使用しないため,一般の実験室や検査室で遺伝子の解析を行うこともできる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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