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文献詳細

雑誌文献

臨床検査41巻2号

1997年02月発行

文献概要

研究

ヒト乳腺疾患における凍結切片を用いたアポトーシス関連DNA断片の検出法―in situ end labelling法とin situ nick translation法

著者: 堀眞佐男1 野上達也2 永田至男2 福島茂2 清水祥子2 高木英2

所属機関: 1茨城県立中央病院地域がんセンター病理部 2茨城県立中央病院地域がんセンター検査科

ページ範囲:P.213 - P.217

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 ヒト乳腺凍結組織切片を用いて光顕レベルでアポトーシスによるDNA断片化をきたした細胞の検出をin situ endlabelling法とin situ nick translation法で検討した.両者とも核内に陽性所見が得られたが,前者の方法では腫瘍壊死部の偽陽性が,後者の方法ではback ground stainingが強いことが判明した.良性疾患では筋上皮および間質に陽性所見が優位に認められる一方,乳癌では全例とも腫瘍上皮に陽性所見が認められた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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