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文献詳細

雑誌文献

臨床検査41巻2号

1997年02月発行

文献概要

研究

A群溶血レンサ球菌スクリーニング検査としてのL-Pyrrolidonyl-β-Naphthylamide(PYR)testの有用性

著者: 福原淳子1 甲田雅一1 宇田川郁子1 竹内美香1 松崎廣子1

所属機関: 1東京警察病院中央検査第一部

ページ範囲:P.225 - P.228

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 臨床材料から分離されたβ溶血レンサ球菌(溶レン菌)合計200株(A群:86株,B群:21株,C群:13株,F群:14株,G群:56株,群別不能株:10株)について,バシトラシン感受性試験とPyrrolidonyl-β-Naphth-ylamide(PYR)testによるA群溶レン菌スクリーニング試験を行った.その結果,バシトラシン感受性試験は,A群の2.3%がA群以外と判定され,C群の15.4%,G群の46.4%がA群と判定されたことから,信頼性に欠けると思われた.PYRtestではA群とA群以外を100%区別することができ,PYRtestの信頼性は高いと思われた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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