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今月の主題 Internal Quality Control 総説
quality controlの歴史
著者: 中甫1
所属機関: 1福祉・医療技術振興会日本福祉総合医療研究所
ページ範囲:P.366 - P.372
文献購入ページに移動 臨床検査の精度管理は産業界における品質管理に由来する.臨床検査における精度管理の必要性が論じられ始めたのは1940年代半ばで,それ以来半世紀の歴史がある.初期には測定時における統計的精度管理が中心であったが,その後測定時のみならず測定前,測定後も含めた総合的な精度保証としてとらえられるようになり,さらに医療機関全体の信頼性を維持するためのクオリティマネジメントという考え方にまで発展している.この発展の歴史的過程について解説する.
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