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文献詳細

雑誌文献

臨床検査41巻4号

1997年04月発行

文献概要

今月の主題 Internal Quality Control 総説

statistical quality controlの意義

著者: 細萱茂実1 久米章司2

所属機関: 1山梨医科大学附属病院検査部 2山梨医科大学医学部臨床検査医学講座

ページ範囲:P.380 - P.386

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 臨床検査における精度管理の主対象は,測定値の誤差であり,一般的には精度管理は誤差管理ととらえることができる.測定誤差は分析法が本来的に持つ固有誤差と,試薬・機器などの時間的変動への対処法,また,測定体系からの正確さの伝達手段やその値の長期的維持の問題など,いわゆる分析法の校正に関する要因に分けられる.それら要因別の誤差変動の大きさ(誤差特性)を把握・制御し,分析法が持つ本来の性能を,安定的に発揮できるような状態を保つことが精度管理の目的となる.それには分析法の誤差特性に適した管理法を採用し有効に活用することが重要となる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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