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文献概要
今月の主題 Internal Quality Control 技術解説
患者データを用いるQCの実際
著者: 市原清志1
所属機関: 1川崎医科大学検査診断学
ページ範囲:P.399 - P.413
文献購入ページに移動 臨床検査値の総合的な精度保証には,精密度(値の再現性)と検査過誤(検査ミス)の両面から日常データを細やかに管理する作業が重要となる.
この意味で,通常の管理用試料だけに依存した精度管理だけでは不十分で,日常検査情報の活用が不可欠となる.従来この作業には細心の注意力が要求されたが,最近の進んだ情報技術を活用すれば,精度保証の2つの側面を効率よく管理できる.
本稿では,その代表的方法論として,精密度の管理では,患者データ平均の利用法,クロスチェック法,精度プロフィール法を,検査過誤の管理では,相関チェックとデルタチェック法などの主要なものを取り上げ,その運用の実際を述べる.
この意味で,通常の管理用試料だけに依存した精度管理だけでは不十分で,日常検査情報の活用が不可欠となる.従来この作業には細心の注意力が要求されたが,最近の進んだ情報技術を活用すれば,精度保証の2つの側面を効率よく管理できる.
本稿では,その代表的方法論として,精密度の管理では,患者データ平均の利用法,クロスチェック法,精度プロフィール法を,検査過誤の管理では,相関チェックとデルタチェック法などの主要なものを取り上げ,その運用の実際を述べる.
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