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文献詳細

雑誌文献

臨床検査41巻5号

1997年05月発行

今月の主題 自己抗体・最近の動向

注目されている自己抗体

クラス特異的リウマトイド因子

著者: 岩名輝美恵12 青塚新一2 西岡久寿樹3

所属機関: 1聖マリアンナ医科大学難病治療研究センター臨床遺伝部門 2国立国際医療センター研究所免疫研究室 3聖マリアンナ医科大学難病治療研究センター

ページ範囲:P.523 - P.528

文献概要

リウマトイド因子(RF)には,IgM-RF,IgG-RF,IgA-RF,IgE-RFの存在が知られている.RFisotypeはラジオイムノアッセイや酵素免疫法によって測定され,測定キットが開発市販されている.IgM-RFは慢性関節リウマチの活動性と相関すると言われており,IgG-RFは活動性以外に関節外症状との関連を指摘されている.IgA-RFは活動性や骨びらんと,IgE-RFも関節外症状との関連性を報告されている.しかし,いずれの評価も確定しているわけではなく,病態とのかかわりなど今後もRF isotypeの研究解明が必要である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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