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文献詳細

雑誌文献

臨床検査41巻5号

1997年05月発行

文献概要

今月の主題 自己抗体・最近の動向 注目されている自己抗体

抗好中球細胞質抗体(ANCA)

著者: 吉田雅治1

所属機関: 1東京医科大学八王子医療センター腎臓科

ページ範囲:P.535 - P.540

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 抗好中球細胞質抗体(anti neutrophil cytoplasmic antibody; ANCA)は,間接蛍光抗体法上好中球細胞質がびまん性に染色される(C-ANCA)と,核の周辺が強く染色される(P-ANCA)の2型に分かれる.C-ANCAの対応抗原はプロテイナーゼ-3(PR-3)でWegener肉芽腫症に特異的で,P-ANCAの対応抗原はミエロペルオキシダーゼ(MPO)で,肺・腎の壊死性血管炎を呈する疾患で陽性を示し,ANCAは疾患活動性と相関して変動する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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