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今月の主題 自己抗体・最近の動向 内分泌疾患と自己抗体
膵島抗体
著者: 河西浩一1
所属機関: 1香川医科大学臨床検査医学
ページ範囲:P.547 - P.552
文献購入ページに移動 インスリン依存型糖尿病(IDDM)は自己免疫疾患であり,IDDM患者の血中には種々の自己抗体が認められる.最初に発見された"ラ島細胞抗体(ICA)"ラ島細胞抗体(ICA)はIDDMの診断のみならず,病状の進行,発症の予知のマーカーとして繁用されてきたが,近年,グルタミン酸脱炭酸酵素(GAD)に対する抗体の検査が臨床的に用いられるようになってきた.さらに最近ではAI-2(ICA 512)抗体や,AI-2とトリプシン処理37kD抗原の相同性が明らかにされ,近い将来IDDMのスクリーニング検査に使用されるものと考えられる.
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