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文献概要
今月の主題 自己抗体・最近の動向 内分泌疾患と自己抗体
性腺
著者: 香山浩二1
所属機関: 1兵庫医科大学産科婦人科
ページ範囲:P.559 - P.564
文献購入ページに移動 性腺(卵巣と精巣)に対する自己免疫応答として,前者では自己免疫性卵巣炎と,これに伴う抗卵透明帯抗体の出現,後者では自己免疫性精巣炎と,これに伴う抗精子抗体の出現が問題となる.臨床的には,内分泌臓器としての性腺の機能異常よりも,むしろ抗卵透明帯抗体と抗精子抗体による,不妊症の発生が注目されている.不妊の原因となる免疫因子には,自己抗体だけでなく,精子に対して産生されてくる女性側の抗精子抗体も重要である.
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