icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床検査41巻7号

1997年07月発行

文献概要

今月の主題 母子医療と臨床検査 技術解説 妊娠初期の検査技術

胎児異常の母体血液スクリーニング検査

著者: 鈴森薫1

所属機関: 1名古屋市立大学医学部産科婦人科

ページ範囲:P.753 - P.756

文献購入ページに移動
 母体血液中のα-フェトプロテインが中枢神経管欠損などの胎児異常で高値を示すことは以前から知られており,この種の疾患の胎児スクリーニングとして英国などで行われてきた.その後,α―フェトプロテインの低値とダウン症との関連が報告されて以来,絨毛性ゴナドトロピンやエストリオールとの関係も明らかにされ,これらの3つのマーカーを組み合わせてダウン症のリスクを算出するトリプルマーカーテストが登場した.現在,数施設で臨床応用が試みられ,診断的価値が検討されている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?