icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床検査41巻7号

1997年07月発行

文献概要

今月の主題 母子医療と臨床検査 技術解説 妊娠中期の検査技術

羊水検査

著者: 森崇英1 井上卓也1 佐川典正1

所属機関: 1京都大学大学院医学研究科婦人科学産科学

ページ範囲:P.757 - P.762

文献購入ページに移動
 羊水には胎児由来の物質が多数存在しており,妊娠管理に役だつ胎児情報を得ることができる.羊水穿刺の安全性の向上とさまざまな検査法の開発により羊水を用いて行える検査法の種類も増加してきている.現在,染色体異常の出生前診断,神経管開存症のスクリーニング,先天性代謝異常症の出生前診断,血液型不適合妊娠の罹患度評価,先天感染の出生前診断,羊水感染の診断,胎児肺成熟の評価などが羊水検査で行われている.羊水検査を行う際には,そのリスクや診断法の限界などについての十分なインフォームド・コンセントを得たうえで行うことが重要である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?