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文献詳細

雑誌文献

臨床検査41巻7号

1997年07月発行

文献概要

今月の主題 母子医療と臨床検査 技術解説 妊娠中期の検査技術

血管作動性物質

著者: 佐藤和雄1 古屋清英1

所属機関: 1日本大学医学部産婦人科

ページ範囲:P.777 - P.782

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 妊娠時には胎児の発育に伴って母体に大きな変化が起こるが,母体臓器は形態的,機能的変化によって代償して母体の生命と胎児の発育を維持する.このような機能的代償の1つとして母体循環と胎児・胎盤循環を維持するための血液量や心拍出量などの変化が起こるが,種々のホルモンや血管作動性物質の働きによって機能的傷害が引き起こされないように調節されている.このうち,血管作動性物質である一酸化窒素やプロスタグランディンなどは血管の緊張性をコントロールして血圧や血流を調節している.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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