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文献詳細

雑誌文献

臨床検査41巻7号

1997年07月発行

文献概要

今月の主題 母子医療と臨床検査 技術解説 妊娠後期の検査技術

母子感染

著者: 野口昌良1 中西正美1

所属機関: 1愛知医科大学産婦人科

ページ範囲:P.799 - P.802

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 妊娠後期の母子感染予防のための検査は,HIVのような重篤かつ致命的な疾患を除けば,それほど重大な意味を持たないものが多い.ただ,近年特に頻度の高いクラミジア・トラコマティス感染は,リン菌感染と同時に検査できるうえ,母子感染による新生児側への感染頻度も高いため,必ず行う必要がある.さらに,梅毒のように妊娠初期に母子手帳交付のための形式的検査だけでよいかどうか,むしろ妊娠後期に発症した感染に対する配慮のほうが,HIVを含めて検査としての意味を持つと言えるのではないか,と思えてならない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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