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文献概要
シリーズ最新医学講座―遺伝子診断 Technology編
ノーザンブロット法
著者: 酒井正春1
所属機関: 1北海道大学医学部第一生化学
ページ範囲:P.815 - P.819
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遺伝子発現の解析,すなわち,mRNAの量や性質を解析するための方法はノーザンブロット法の他にドットブロット法,RNaseプロテクション法,プライマー伸長法,RT-PCR(reverse transcription and polymerase chain reaction)法などが用いられ,それぞれ長所,短所がある.しかし,最も古くから用いられるオーソドックスな方法がノーザンブロット法である.アガロースゲルで目的の細胞RNAを分離し,メンブランフィルターに移す.標識した特異的なプローブで検出することによって目的のRNAの大きさ,量を知ることができる.RNAを変性する方法によっていくつかの方法が用いられているが,本稿では最もよく使われており,信頼性も高いホルムアルデヒド―ホルムアミドを用いた方法を紹介する.
遺伝子発現の解析,すなわち,mRNAの量や性質を解析するための方法はノーザンブロット法の他にドットブロット法,RNaseプロテクション法,プライマー伸長法,RT-PCR(reverse transcription and polymerase chain reaction)法などが用いられ,それぞれ長所,短所がある.しかし,最も古くから用いられるオーソドックスな方法がノーザンブロット法である.アガロースゲルで目的の細胞RNAを分離し,メンブランフィルターに移す.標識した特異的なプローブで検出することによって目的のRNAの大きさ,量を知ることができる.RNAを変性する方法によっていくつかの方法が用いられているが,本稿では最もよく使われており,信頼性も高いホルムアルデヒド―ホルムアミドを用いた方法を紹介する.
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