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文献詳細

雑誌文献

臨床検査41巻7号

1997年07月発行

研究

血液の保存温度が血中グルカゴン濃度測定値に及ぼす影響

著者: 西山友貴12 花岡一雄1

所属機関: 1東京大学医学部麻酔学教室 2現:カリフォルニア大学サンディエゴ校麻酔科

ページ範囲:P.833 - P.834

文献概要

 採取した血液の保存温度が血漿グルカゴン濃度測定値に及ぼす影響を検討した.健康成人男性6人から静脈血を60mlずつ採血,6mlずつ10本に分注し各5本を室温(22℃)保存,5本を冷所(4℃)保存し,各々,0, 1, 3, 6, 12時間各温度下に放置後血漿グルカゴン濃度を測定した.測定方法自体に0~19%の,室温保存では-23~25%の,冷所保存では-29~25%のばらつきを示したが,ともに12時間後まで有意な変化を認めなかった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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