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文献詳細

雑誌文献

臨床検査41巻8号

1997年08月発行

今月の主題 臓器移植と臨床検査

総説

臓器移植の現況と将来―免疫寛容の人為的導入の視点から

著者: 柏木登1

所属機関: 1北里大学医学部免疫学

ページ範囲:P.855 - P.860

文献概要

 現在行われている臨床臓器移植は組織適合検査と免疫抑制剤の2本柱により支えられている.しかしながら,実際に組織適合抗原を一致させることはきわめて難しく,免疫抑制剤には常に副作用が付きまとう.組織適合が十分に得られず,しかも免疫抑制剤を最少限に抑えた条件のもとで,移植を成功に導く方策は果たしてないのだろうか.ドナーの組織適合抗原遺伝子によるレシピエントの遺伝子治療がその問題に対する解答を与えてくれつつある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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