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文献詳細

雑誌文献

臨床検査41巻8号

1997年08月発行

文献概要

資料

酵素サイクリング法による高感度血中ケトン体測定法の検討

著者: 菊野晃1 渡辺伸一郎1 岡田尚子2 松井静代2 北田増和2

所属機関: 1東京女子医科大学中央検査部臨床生化学検査科 2東京女子医科大学中央検査部臨床検査科

ページ範囲:P.963 - P.967

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 酵素サイクリング法による高感度ケトン体測定法(総ケトン体カイノスおよび3-HBカイノス)について検討した.希釈試験ではT-KBが200μmol/lまで,3-HBが225μmol/lまで,ほぼ原点を通る良好な直線性を示し,TKBおよび3-HBの最小測定感度はおのおの5μmol/l,2μmol/lであった.T-KBと3-HBの同時再現性および回収率はいずれも良好な結果を示した.したがって,本法は従来法に比べ10μmol/l以下の低値域においても高感度の測定が可能であった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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