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Topics 1998
性感染症(AIDS)
著者: 前田洋助1
所属機関: 1熊本大学医学部感染防御学講座
ページ範囲:P.1458 - P.1459
文献購入ページに移動1.HIV感染症の臨床経過
HIV (ヒト免疫不全ウイルス)は後天性免疫不全症候群(AIDS)の原因ウイルスとして1983年分離された.HIVは通常血液,性交渉を通じてCD 4陽性Tリンパ球に特異的に感染し,その減少によってウイルス,原虫,真菌などの日和見感染を起こす.一般にHIV感染症の臨床経過は大きく急性感染期,無症候期,エイズ関連症候群期(ARC期),AIDS発症の4つに分けられる(図1).
HIV (ヒト免疫不全ウイルス)は後天性免疫不全症候群(AIDS)の原因ウイルスとして1983年分離された.HIVは通常血液,性交渉を通じてCD 4陽性Tリンパ球に特異的に感染し,その減少によってウイルス,原虫,真菌などの日和見感染を起こす.一般にHIV感染症の臨床経過は大きく急性感染期,無症候期,エイズ関連症候群期(ARC期),AIDS発症の4つに分けられる(図1).
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