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Topics 1998
薬剤耐性菌感染症PRSP(PISPを含む)―ペニシリン耐性(中等度耐性)肺炎球菌
著者: 小栗豊子1
所属機関: 1順天堂大学医学部附属病院臨床検査部
ページ範囲:P.1464 - P.1465
文献購入ページに移動ペニシリン耐性肺炎球菌の耐性機構は,ペニシリン結合蛋白(PBPs)の変化であり,β-ラクタム系薬の耐性に関与するのはPBP1A,2X,2A,2Bの4種とされている.これらPBPの変化は1種のみの場合は軽度耐性が発現し,複数のPBPが変化した場合は,より高いMIC値を来したり,β-ラクタム系薬の多剤耐性化が発現するとされている3).
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