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今月の主題 遺伝子多型と疾患 各論:疾患と多型
アルコール依存症に関連する遺伝子多型
著者: 石黒浩毅1 有波忠雄1
所属機関: 1筑波大学基礎医学系遺伝医学
ページ範囲:P.1539 - P.1542
文献購入ページに移動 アルコール依存症に関連している多型のある遺伝子は,ADH2およびALDH2遺伝子である.特にアジア人にみられるALDH2遺伝子多型の酵素欠損型対立遺伝子を持っている人は持ってない人に比べてアルコール依存症になる危険が1/5程度に小さくなる強い疾患抵抗性遺伝子である.一方,アルコール依存症にかかりやすい疾患感受性遺伝子の検索が世界中で行われているが,まだ,すべての研究者が認めるものは見つかっていない.
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