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文献詳細

雑誌文献

臨床検査42巻13号

1998年12月発行

文献概要

今月の主題 検査項目の再評価 総説

検査項目の経済面からの再評価と診断関連群別包括支払い方式

著者: 森三樹雄1

所属機関: 1獨協医科大学越谷病院臨床検査部

ページ範囲:P.1615 - P.1622

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 1998年度の診療報酬改定では,検査点数が平均7.4%と大幅に切り下げられたことにより,採算性の悪い検査項目が多くなってきた.これを経済面から再評価し,新たな方策を立てるべき時期にきている.本稿ではわれわれの病院における各検査項目ごとに1件当たりの支出(円),収入/支出比(%)などの経済的指標のデータを掲示し,これを中心に考察した.
 次いで,米国で実施されている診断関連群別包括支払い方式(Diagnostic Related Group/Prospective-Payment System: DRG/PPS)がわが国にも導入が示唆されている.日本版DRG/PPSの方法とその進捗状況を述べた.このような急性期入院患者に対する定額払い制度は,臨床検査を利用する臨床医に大きな影響を与え,実質的な検査の利用率は縮減すると思われる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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