icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床検査42巻13号

1998年12月発行

文献概要

今月の主題 検査項目の再評価 再考すべき検査項目

尿検査

著者: 伊藤喜久1

所属機関: 1自治医科大学臨床病理学教室

ページ範囲:P.1643 - P.1648

文献購入ページに移動
 わが国ではいったん導入された検査法,検査項目はなかなか再考,廃止が進まない.尿検査も例外ではなく,臨床的意義,検査法の性能の点から問題がある検査が漫然と行われ,正確な病態解析に大きな混乱を引き起こしている.検査限界を確認して利用が許される項目から,はっきり廃止すべきものまでさまざまである.ここではBence Jones蛋白煮沸検査法,β2-ミクログロブリン定量,総蛋白定量法Kingsbury-Clark法(スルフォサリチル酸法),ウロビリノゲン検査を取り上げた.検査サイドではかなり常識化されており,むしろ現場の臨床医に関心,理解を求めたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?