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卵巣癌におけるステージングラパロトミー
著者: 落合和徳1
所属機関: 1東京慈恵会医科大学産婦人科
ページ範囲:P.1680 - P.1681
文献購入ページに移動1.ステージングの重要性
卵巣癌に限らず,悪性腫瘍に関する進行期の決定(ステージング,staging)は,腫瘍組織の進展の客観的な評価手段であり(図1),かつこれによって患者の予後推定が可能となる.種々の予後関連因子のなかでも進行期が最も強い影響を持つことは周知のとおりである1)(表1).したがって癌治療の個別化が叫ばれる現在,この進行期に基づく治療の選択が,大変重要であることは容易に理解できよう.
卵巣癌に限らず,悪性腫瘍に関する進行期の決定(ステージング,staging)は,腫瘍組織の進展の客観的な評価手段であり(図1),かつこれによって患者の予後推定が可能となる.種々の予後関連因子のなかでも進行期が最も強い影響を持つことは周知のとおりである1)(表1).したがって癌治療の個別化が叫ばれる現在,この進行期に基づく治療の選択が,大変重要であることは容易に理解できよう.
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