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文献詳細

雑誌文献

臨床検査42巻2号

1998年02月発行

文献概要

編集者への手紙

肺機能からみた"肺年齢"の算出

著者: 川根博司1 小島健次2

所属機関: 1川崎医科大学呼吸器内科 2川崎医科大学附属病院中央検査部

ページ範囲:P.248 - P.249

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1.はじめに
 喫煙,飲酒,食生活,運動などの生活習慣が,健康に大きな影響を及ぼすことは広く知られている.健康増進のためには,まず一人ひとりの日常の生活習慣を見直し,場合によっては変えていく必要がある.しかし,あまり自覚症状のない喫煙者は,肺機能検査において閉塞性換気障害があると指摘されても,それが禁煙の動機づけになるとは限らない.一方,体力測定や健診(検診)などで,暦年齢は50歳代なのに成績は70歳代と言われると,たいていの受診者はショックを受け,生活習慣の改善を目指すようになる.
 今回,喫煙者における換気機能の検査結果を表すのに"肺年齢"という概念を導入してみた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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