文献詳細
今月の主題 生物・化学発光の新しい展開
技術解説
文献概要
種々免疫測定法の中で,酵素発光免疫測定法は酵素反応で発光量が増幅され計測されるシグナル強度が高く,加えて発光に光源や電子の付与を必要としない利点がある.本法は適切な酵素,発光基質,エンハンサーの選択を必要とするが,測定原理はすべて酵素免疫測定法(EIA)と同じである。本法の実用測定感度は通常のRIAの50~100倍であるが,さらに約二桁感度を改良できるポテンシャルを有す.本法の検出感度は今まで不可能であった,検体中に存在する微量成分からの新規検査項目の発掘を可能にするものと期待される.
掲載誌情報