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文献詳細

雑誌文献

臨床検査42巻3号

1998年03月発行

今月の主題 生物・化学発光の新しい展開

技術解説

酵素と発光物質を用いる発光免疫測定イムノアツセイ

著者: 笠原靖12

所属機関: 1富士レビオ株式会社 2昭和大学医学部臨床病理学

ページ範囲:P.287 - P.292

文献概要

 種々免疫測定法の中で,酵素発光免疫測定法は酵素反応で発光量が増幅され計測されるシグナル強度が高く,加えて発光に光源や電子の付与を必要としない利点がある.本法は適切な酵素,発光基質,エンハンサーの選択を必要とするが,測定原理はすべて酵素免疫測定法(EIA)と同じである。本法の実用測定感度は通常のRIAの50~100倍であるが,さらに約二桁感度を改良できるポテンシャルを有す.本法の検出感度は今まで不可能であった,検体中に存在する微量成分からの新規検査項目の発掘を可能にするものと期待される.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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