文献詳細
文献概要
今月の主題 生物・化学発光の新しい展開 話題
バイオフォトン
著者: 平松光夫1
所属機関: 1株式会社分子バイオホトニクス研究所研究企画室
ページ範囲:P.316 - P.318
文献購入ページに移動1.はじめに
バイオフォトンとは,外部からの光照射や物理的刺激をしないで,生物から自発的に放出される,人間の目では感知できないほどのきわめて微弱な発光である.非侵襲的であり,生物をありのまま観察するためには,このうえなく優れた方法である1).
バイオフォトンと臨床検査との接点としては,白血球の1つである好中球が細菌と戦い,貪食する際に放出される極微弱発光を挙げることができる.この発光を高齢患者の抵抗力のモニターに使えないかとずっと以前に実験したことがあるが,この経験が,次のバイオフォトンと生体防御の研究のヒントになった.
バイオフォトンとは,外部からの光照射や物理的刺激をしないで,生物から自発的に放出される,人間の目では感知できないほどのきわめて微弱な発光である.非侵襲的であり,生物をありのまま観察するためには,このうえなく優れた方法である1).
バイオフォトンと臨床検査との接点としては,白血球の1つである好中球が細菌と戦い,貪食する際に放出される極微弱発光を挙げることができる.この発光を高齢患者の抵抗力のモニターに使えないかとずっと以前に実験したことがあるが,この経験が,次のバイオフォトンと生体防御の研究のヒントになった.
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