文献詳細
今月の主題 生物・化学発光の新しい展開
話題
文献概要
1.はじめに
バイオフォトンとは,外部からの光照射や物理的刺激をしないで,生物から自発的に放出される,人間の目では感知できないほどのきわめて微弱な発光である.非侵襲的であり,生物をありのまま観察するためには,このうえなく優れた方法である1).
バイオフォトンと臨床検査との接点としては,白血球の1つである好中球が細菌と戦い,貪食する際に放出される極微弱発光を挙げることができる.この発光を高齢患者の抵抗力のモニターに使えないかとずっと以前に実験したことがあるが,この経験が,次のバイオフォトンと生体防御の研究のヒントになった.
バイオフォトンとは,外部からの光照射や物理的刺激をしないで,生物から自発的に放出される,人間の目では感知できないほどのきわめて微弱な発光である.非侵襲的であり,生物をありのまま観察するためには,このうえなく優れた方法である1).
バイオフォトンと臨床検査との接点としては,白血球の1つである好中球が細菌と戦い,貪食する際に放出される極微弱発光を挙げることができる.この発光を高齢患者の抵抗力のモニターに使えないかとずっと以前に実験したことがあるが,この経験が,次のバイオフォトンと生体防御の研究のヒントになった.
掲載誌情報