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文献詳細

雑誌文献

臨床検査42巻3号

1998年03月発行

文献概要

資料

in situ hybridizationにおけるパラホルムアルデヒドとエチルアルコールによる組み合わせ固定の検討,およびp53mRNA検出の試み

著者: 西野信一1 小林英昭1 長山裕之1 小松信男1 河村正敏1 草野満夫1

所属機関: 1昭和大学医学部第2外科学教室

ページ範囲:P.369 - P.372

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 PFAとEAの組み合わせ固定においてハイブリダイズ可能なRNAの保存条件を検討した.4℃4%PFA24時間前固定,4℃70%EAの後固定によってRNAが保存された.また,この固定法を利用し結腸癌組織中のp53mRNAの検出を試みた.検出に際してユリシスビオチン標識プローブとビオチン-チラミドによってシグナルを増幅させた.その結果,p53mRNAが検出され,この固定法による臨床材料のmRNAは保存可能であり,臨床応用が期待できる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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