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今月の主題 肥満 総説
肥満と循環器疾患―インスリン抵抗性症候群
著者: 長谷川雅昭1 原納優1
所属機関: 1国立循環器病センター動脈硬化代謝臨床栄養部門
ページ範囲:P.395 - P.403
文献購入ページに移動 肥満は糖尿病,高脂血症,高血圧などの動脈硬化の危険因子となる疾患と密接に関係し,動脈硬化の発症・進展因子として重要である.これら疾患の背景にはインスリン抵抗性やこれを代償する高インスリン血症が共通して存在し,血管障害の進展を促している.現在,インスリン抵抗性機序が分子レベルで明らかにされつつある.また,新しく糖尿病治療薬としてインスリン抵抗性改善薬の使用が可能になった.これら疾患の発症・進展予防にはインスリン抵抗性の是正が必要である.
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