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文献詳細

雑誌文献

臨床検査42巻5号

1998年05月発行

文献概要

今月の主題 注目されている感染症―Emerging Infectious Diseases 話題

Q熱の血清学的診断法

著者: 小田紘1

所属機関: 1鹿児島大学医学部細菌学

ページ範囲:P.561 - P.562

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1.はじめに
 Q熱は世界中に存在する人獣共通感染症である1,2).病原体はCoxiella burnetiiというリケッチアの一種であるが,節足動物ベクターの介在がなくても伝染しうる点でほかのリケッチアと異なる.Q熱を臨床所見のみで診断することは困難で,微生物学的検査が不可欠となる.最近の研究で,本疾患が日本にも存在していることが明らかとなり2,3),実験室診断の必要性が高まってきた.本稿では間接蛍光抗体法を中心に,血清学的診断法について述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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