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文献詳細

雑誌文献

臨床検査42巻5号

1998年05月発行

文献概要

質疑応答 血液

血小板の部分凝集

著者: 武内恵1 T生

所属機関: 1慶應義塾大学医学部中央臨床検査部

ページ範囲:P.591 - P.593

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 Q 血小板の測定において特定の患者検体にいつも部分凝集がみられます(スライド塗抹染色で確認).抗凝固剤はEDTA-2Kですが,クエン酸Naを代用してすぐ測定しても同じ結果です.すでに2~3週間続いており,患者は肝硬変がありますが,抗生剤,抗癌剤などは使用していないとのこと.測定値は1.0×104/μ1以下で,医師に聞いても血小板減少はあるものの1.O万以下というのは信じられないというのが感想で,今のところ,出血傾向もみられてはいないそうです.測定機はコールターのMD Ⅱです.どのようなことが考えられるのでしょうか.ご教示ください.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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