文献詳細
文献概要
今月の主題 in situ hybridization 話題
Creutzfeldt-Jakob病とin situ hybridization
著者: 重松和人1
所属機関: 1長崎大学医学部第二病理
ページ範囲:P.1023 - P.1026
文献購入ページに移動1.はじめに
Creutzfeldt-Jakob病(CJD)をはじめとする伝播性海綿状変性脳症を総称してプリオン病と呼ぶが,神経細胞表面に発現する糖蛋白の一種であるプリオン蛋白(PrP)からできた異常蛋白分解抵抗性プリオン蛋白が病原因子の実体であると考えられている1).プリオン病には,グリア線維性酸性蛋白(GFAP)をはじめ,過剰に発現する遺伝子が報告されており2,3),ここでは,そうした遺伝子の局在をin situ hybridization (ISH)法を用いて示す.
Creutzfeldt-Jakob病(CJD)をはじめとする伝播性海綿状変性脳症を総称してプリオン病と呼ぶが,神経細胞表面に発現する糖蛋白の一種であるプリオン蛋白(PrP)からできた異常蛋白分解抵抗性プリオン蛋白が病原因子の実体であると考えられている1).プリオン病には,グリア線維性酸性蛋白(GFAP)をはじめ,過剰に発現する遺伝子が報告されており2,3),ここでは,そうした遺伝子の局在をin situ hybridization (ISH)法を用いて示す.
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