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今月の主題 血管壁細胞 各論―測定と病態との関連
CNP
著者: 伊藤裕1 中尾一和1
所属機関: 1京都大学大学院医学研究科臨床病態医科学
ページ範囲:P.1110 - P.1116
文献購入ページに移動 ナトリウム利尿ペプチドファミリーの1つであるCNPは,血管内皮細胞から分泌され,ペプチド性の内皮由来血管弛緩物質として作用し,"血管壁ナトリウム利尿ペプチドシステム"の存在が考えられる.CNPは,増殖性血管病変の主体をなす合成型血管平滑筋細胞に主に作用し,血管平滑筋細胞の遊走,増殖抑制,分化誘導を起こし,動脈硬化症の抑制系としての臨床応用が期待される.
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