icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床検査43巻10号

1999年10月発行

文献概要

今月の主題 血管壁細胞 各論―測定と病態との関連

ケモカイン

著者: 関谷剛1 稲寺秀邦1 松島綱治1

所属機関: 1東京大学大学院医学研究科社会医学専攻社会予防医学(衛生学)

ページ範囲:P.1117 - P.1124

文献購入ページに移動
 ケモカイン(chemokine)は白血球遊走・活性化作用を有する塩基性のヘパリン結合性蛋白の総称である.ケモカインは炎症,免疫,発生,感染制御などの機能にかかわっている.さまざまな疾患でケモカインが測定された結果,ケモカインがさまざまな臨床病態に関与することが明らかにされており,今後,臨床検査にも応用されていくと考えられる.血管壁にかかわる主なケモカインとしてIL-8,MCAF/MCP-1があり,これらを中心にケモカインと病態,臨床検査法とのかかわりについてまとめた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?