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文献詳細

雑誌文献

臨床検査43巻10号

1999年10月発行

文献概要

今月の主題 血管壁細胞 各論―測定と病態との関連

組織因子

著者: 川合陽子1 松本豊1 酒居一雄1

所属機関: 1慶應義塾大学医学部中央臨床検査部

ページ範囲:P.1133 - P.1138

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 組織因子は凝固活性の開始を司る血栓形成の中心的役割を担う細胞膜を貫通する糖蛋白である.組織や細胞に主として存在し,リン脂質層上でその機能を強く発現する.培養血管内皮細胞でも種々のサイトカイン刺激で発現し,内皮細胞の抗血栓性を易血栓性に変貌させると思われる.その測定法は,抗原量をELISAで,膜上の発現をレーザーフローサイトメトリーで,凝固活性を合成基質法で,mRNAの動態をRT-PCR法で測定可能である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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