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1.はじめに
近年,周産期管理の向上により周産期死亡率は激減しているが,早産率はそれほど減少していない.また超低出生体重児の救命率の上昇とともに,後障害を有する早期産児は増えており,早産の予防は依然として産科管理の中で解決されるべき最重要課題である.最近の測定法の進歩により,早産に関与する頸管内分泌物の濃度測定や,経膣超音波断層法による頸管の長さなどによって,早産を予知・診断する方法が考案されている.
早産ハイリスク妊娠には,さまざまな危険因子が挙げられているが,不妊治療や晩婚化によって,多胎や子宮筋腫といったハイリスク妊娠は,近年増加している.よたTocolysis index は,切迫早産の重症度を点数化したもので,2点以下は外来管理,3点以上は入院加療が必要とされている(表1).最近考案された早産マーカーの早産子知に対する有用性を検討した.
近年,周産期管理の向上により周産期死亡率は激減しているが,早産率はそれほど減少していない.また超低出生体重児の救命率の上昇とともに,後障害を有する早期産児は増えており,早産の予防は依然として産科管理の中で解決されるべき最重要課題である.最近の測定法の進歩により,早産に関与する頸管内分泌物の濃度測定や,経膣超音波断層法による頸管の長さなどによって,早産を予知・診断する方法が考案されている.
早産ハイリスク妊娠には,さまざまな危険因子が挙げられているが,不妊治療や晩婚化によって,多胎や子宮筋腫といったハイリスク妊娠は,近年増加している.よたTocolysis index は,切迫早産の重症度を点数化したもので,2点以下は外来管理,3点以上は入院加療が必要とされている(表1).最近考案された早産マーカーの早産子知に対する有用性を検討した.
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