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文献詳細

雑誌文献

臨床検査43巻11号

1999年10月発行

文献概要

特集 臨床検査の新しい展開―環境保全への挑戦 Ⅱ.環境問題と疾病 8.環境情報はどのように提供されているか

1)花粉情報

著者: 今井透1

所属機関: 1聖路加国際病院耳鼻咽喉科

ページ範囲:P.1406 - P.1409

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はじめに
 花粉情報は飛散の長期予測・短期予報と,さらに実際に飛散した結果報告との2つの情報がある.花粉の飛散状況は気象,林業,環境に影響されるが,花粉情報は一般的には花粉症に対する医学的な情報として活用される.花粉情報に医学情報を加えた"花粉症情報"も患者にとって有用である.
 花粉情報が環境汚染の指標などに使われることは,実際には非常に少ない.ただし花粉に含まれる大気汚染物質の含有量やアレルゲン量を測定し,環境の影響をうかがうことは可能である.また花粉がどのように発生源から運ばれてくるのか調査することは,将来的に汚染物質の拡散状況を知るモデルとなり得るであろう.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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