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文献詳細

雑誌文献

臨床検査43巻11号

1999年10月発行

文献概要

特集 臨床検査の新しい展開―環境保全への挑戦 Ⅱ.環境問題と疾病 8.環境情報はどのように提供されているか

2)広報活動の現実

著者: 谷重喜1

所属機関: 1浜松医科大学医療情報部

ページ範囲:P.1410 - P.1413

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はじめに
 環境とそれをめぐる有害物質に関する情報は,ダイオキシンに代表されるように,話題性が先行している物質や時期の場合には,新聞やテレビ報道など,一般のメディアを通じて得ることが可能である.しかし,一般のメディアにより伝えられる環境化学物質やその分布などの情報は限られている.
 環境にかかわる情報の入手源としては,環境白書,地方自治体の環境データ報告書,大学や研究所からの報告書の抜粋,環境保護団体による文書などが,従来はその中心であった.また,近年のインターネットの急速な普及により,報告書などの紙というメディアで伝えられていた環境情報が,電子的な手段で入手することが可能になってきている.これまでの文書化された報告書では,その内容を見なければ,目的とする情報であるか否かがわからなかっただけでなく,報告書などの入手場所,その種類や存在の可否までもが不明の場合が多かった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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