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文献概要
今月の主題 肝炎 巻頭言
肝炎ウイルスマーカーの検査法の進歩
著者: 飯野四郎1
所属機関: 1聖マリアンナ医科大学内科学/臨床検査医学
ページ範囲:P.253 - P.254
文献購入ページに移動 数年前,肝炎ウイルス研究は一段落ついたかと思われたが,1995年にはG型肝炎ウイルス(GBV-C/HGV)が,1997年にはTTVが発見され,これらについての論文が多く報告されてきている.しかし,今ひとつ核心に触れるものはなく,病因的意義がいまだに不明確であり,全体としてではなく,個々の例としての長期の観察が必要と考えられる.これらウイルスに共通することはキャリアが極めて多いことであり,逆に言えば病原性に乏しいであろうということである.今後,宿主とウイルスという関係で個の病因として意義付けできるかどうかに問題が残されている.
これらウイルスに関してはこれまでとして,長い歴史を持つB型肝炎ウイルス(HBV)とC型肝炎ウイルス(HCV)の研究成果による最近の検査法の進歩について紹介したい.
これらウイルスに関してはこれまでとして,長い歴史を持つB型肝炎ウイルス(HBV)とC型肝炎ウイルス(HCV)の研究成果による最近の検査法の進歩について紹介したい.
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