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文献詳細

雑誌文献

臨床検査43巻3号

1999年03月発行

文献概要

今月の主題 肝炎 総説

輸血後肝炎の現状とその予防

著者: 関口定美1 佐藤進一郎2

所属機関: 1北海道赤十字血液センター 2北海道赤十字血液センター検査部検査2課

ページ範囲:P.255 - P.263

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 輸血後肝炎の発症頻度は,献血による血液確保とウイルススクリーニングの進歩によって格段と低下し,むしろ一例報告のレベルにさえなった.しかしながらわが国においては,B型肝炎は一時は消滅したかにみられたが依然として輸血後に発生する症例が認められ,このために血液の安全性が強く望まれている.C型肝炎についてはスクリーニングの効果がほぼ十分とされており,また新しく発見されたGBV-C/HGV,TTVはまだ輸血後肝炎対策の主な対象とはなっていない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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