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今月の主題 肝炎 総説
自己免疫性肝炎
著者: 一條哲也1
所属機関: 1昭和伊南総合病院内科
ページ範囲:P.265 - P.272
文献購入ページに移動 自己免疫性肝炎(autoimmune hepatitis:AIH)は,高γグロブリン血症,各種自己抗体の出現を特徴とする,肝細胞傷害に自己免疫的機序が関与する慢性活動性肝炎である.しかしその原因,発症機序は解明されておらず,本態はいまだ不明である.したがって,自己免疫性肝炎の診断に特異的なマーカーは少なく,いまだに診断基準に負うところが多い.よって,疾患概念を理解したうえで診断を下す必要がある.
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