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文献詳細

雑誌文献

臨床検査43巻3号

1999年03月発行

文献概要

今月の主題 肝炎 技術解説

C型肝炎抗体検査の現状

著者: 石川和克1 阿部弘一2 岡野継彦2

所属機関: 1岩手県立大学看護学部 2岩手医科大学医学部第1内科

ページ範囲:P.291 - P.296

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 HCV抗体の測定は手技が簡便でかつ定量測定が可能で,HCV感染の病態推移の客観的把握に適している.さらにHCV抗体は感染既往例もチェックできるので,集団を対象とした疫学的検討にも用いられる.NS抗体測定系,コア抗体測定系,両者を併せて測定する系がある.主にNS抗体は病態の活動性の指標として,コア抗体はウイルス血症やIFNの治療効果の判定の指標として用いられる.HCV-RNAの測定と併用することでその有用性は高まる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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